焼く、という試み
人類ではじめての調理は
「焼く」でしょう。
約200万年前。
僕らのご先祖様はなんと、
旧石器時代から焼いてるわけです。
もう大ベテラン。
人類全員、焼きのプロフェッショナルに
進化していたとしても
なんらおかしくはない長さです。
ただ、そうはなっていない。
「おいしく焼く」は
恐ろしく奥が深い世界なのです。
どんなこげ具合で、
どのくらい水が飛んで、
どんな食感になるのか。
食材への高い理解と、
食べる人を思い浮かべる想像力が
必要になるのです。
物事はシンプルになるほど、
深さが増します。
それは「焼く」という試みにも、
通ずるものです。
写真のグリル野菜は、
Mon an の一皿。
ぜひ、お試しくださいませ。
あ、クリスマスイヴだ。