【イベントレポート】清喜の納涼会2024〜冷泉町いとちんさんと〜

7月20日より2日間にわたって開かれた初のイベント
『清喜の納涼会2024〜冷泉町いとちんさんと〜』!

各10名様ずつ4部に分けてのお食事会は、
おかげさまですべて満席をいただきまして、
大盛況のうちに幕を下ろしました!


伊藤さんのお話、所作からは、
料理・素材・食文化に対する愛が
ひしひしと感じられます。


味わいは言わずもがな。
客席には笑顔が溢れ、親密な時間が流れていました。



ここからは、お品書きの一部を紹介しましょう!

*とうもろこしの摺り流し

旬のとうもろこしの甘みが
ぎゅっと詰まった摺り流し。
滑らかな舌触りは
丁寧な仕事の賜物です。

*まじゃくの唐揚げ 唐墨かけ

有明海で獲れた「まじゃく」に
薄く粉をはたき、さっくりと揚げた一品。
いとちんさん自家製の唐墨を
惜しげもなく削りかけました。
まさに、日本酒泥棒。

*博多雑煮 〜志賀島仕立て〜

志賀島の名物「塩鰆(しおさわら)」を
メインに据えたお雑煮。
潮汁のような海の恵みを感じる味わい。
鰆の上品なうま味が舌に染みます。

*ゴマ鯖


煎りたての胡麻を使った
香り高いゴマだれに一同うっとり。
薬味にはワサビではなく
柚子胡椒が添えられています。
ゴマ鯖と柚子胡椒の相性の良さに脱帽。

*青ナスと青ネギ ポン酢

じっくりと焼き上げた青ナスは、
とろりとした濃厚な口当たり。
青ネギの清涼感とポン酢の酸味
が爽やかな余韻を演出します。

*がめ煮

ひんやりと冷えた舌に心地いい「がめ煮」。
およそ1センチ角に切り揃えられた
色とりどりの具材は煮立たせないよう
じっくりと火を入れて出汁を含ませています。
美しい「照り」の秘訣は「ザラメで炒ること」と伊藤さん。

*木下牛ステーキ 煎り酒


江戸時代から伝わる調味料「煎り酒」。
あえて梅干しの「身」を残し、
細かく刻んだ大葉を加えることで
サッパリ感を際立たせています。
これぞ「日本の夏ステーキ」といった味わいです。

*焼きなす・トマト・素麺・茗荷・大葉 旨だしゼリーがけ

どこからどう食べても涼しさを感じる一皿。
焼きなすの甘やかな焦げの風味が
いいアクセントです。
だれもが「夏の涼味は、薬味に極まる」と
確信した味わいでした。

*お食事 ほうじ茶で炊いた博多飯


いとちんさんの名物といえば「博多飯」。
本イベントでは濃いめに煮出した
ほうじ茶で炊いたご飯に焼き鰆と明太子を
混ぜ合わせたスペシャルバージョン。
ほうじ茶の香ばしさと苦味が、
否応なしに食欲を掻き立てます。

*汁物 弘若布みそ汁

弘若布(ひろわかめ)は志賀島の弘地域でのみ
収穫されるワカメです。
玄界灘と博多湾の恵みが詰まった味わいは唯一無二。
歯切れの良さと磯の香りがたまりません。
今回のイベントのために伊藤さんは
現地まで出向いて仕入れてきてくださいました。


イベントにお越しくださいましたみなさま、
追い山明けで体力的に追い込まれた状況で
協業を快諾してくださった伊藤さんに、
改めて深く感謝申し上げます!

「ありがとうございます!」

それではまた!
おいしい現場でお会いしましょう!